インタビュー

平田 友祐(特別養護老人ホームいわき園)

令和3年度中途採用 専門学校卒業

職種:介護職員

入職のきっかけと、普段の業務内容を教えてください。

転職サイトに「働きやすい環境」と紹介されていたのがきっかけです。見学時も、職場環境の良さを実感でき、ここで働きたいと思いました。

現在、担当している業務は、利用者の食事や着替え、入浴、排泄の介助などです。また、私は排泄委員を担当しているので、看護師と相談して、うまく排泄できる方法を考えています。日常の生活を記録する「日誌業務」も日々の大切な仕事のひとつです。

仕事でうれしかったことは何ですか?

利用者が、施設内で開催した夏祭りを楽しんでくださったことです。コロナ禍で外出できないので夏を感じていただけるよう、たこ焼きなどを振る舞ったところ、「非日常的な体験ができた」「毎日、一日が長いけど、今日は短く感じた」と笑顔で話してくださいました。

月ごとに行う行事は、2~3人の職員が持ち回りで担当しています。行事を決めるうえで大切にしているのは、できるだけ多くの方が参加できることと、安全性です。担当者間で行事内容を決定した後は上司に報告し、改善を加えたうえで実施しています。行事一つ行うにしても必ず複数人のチェックが入るので、行事担当になっても負担を感じることなく取り組めています。

利用者に楽しんでいただくために、工夫していることはありますか?

どんな行事をしてほしいか、要望をお聞きしています。体を動かしたいという要望に応えて、輪投げやボール投げを企画したこともあります。みなさんがいきいきと楽しまれる姿を見て、行事の大切さを改めて実感しました。

コロナ禍以前は喫茶店でお茶を楽しまれていましたが、今は外出することができず、寂しい思いをされている方は少なくありません。そこで昨年は、少しでも喫茶店の雰囲気を味わっていただきたいと思い、コーヒーをコーヒーカップに入れて、ケーキと一緒に提供しました。毎日が単調になりがちなので、月に2回ぐらい行事ができればと思っています。

普段の仕事で心掛けていることを教えてください。

どんなに忙しくても、利用者に呼ばれたときは対応するよう心掛けています。作業中でどうしても手を離せないときも、一旦手を止めて、「あとで行きますね」と一言声を掛けることも大切だと思います。利用者が呼ばれるのは、困っておられるからです。しっかりお聞きして、困り事を解消したいと思っています。

ある方には、「平田さんは優しくて何でも頼めるから、あなたがいてくれて本当に助かる」と言っていただきました。その言葉がとてもうれしく、もっと優しく接していきたいと思いました。

職場の雰囲気や、待遇面はいかがですか?

職場の雰囲気は良く、職員の方々とコミュニケーションが取りやすいのは、いわき園の魅力だと思います。

利用者をどうサポートすればよいか悩むこともありますが、そんなときは一人で解決しようとせず、指導係の先輩職員や上司に相談するようにしています。日々、安心して仕事に取り組めるのは、先輩や上司が適格にアドバイスをしてくださったり、一緒に考えてくださるおかげです。

職場環境や待遇、勤務体制はよく、転職して本当に良かったです。福利厚生もしっかりしているので、将来、結婚して子どもができても安心して働けると感じています。

今後の目標を教えてください。

後輩ができたら、より良い指導ができるよう努めたいと思います。介護業界でどのようなキャリアを目指せばよいか悩んでいますが、今のところ介護福祉士を目指して、ケアマネージャーへとステップアップできればと考えています。